2022年1月8日、新成人へ日本酒タイムカプセルの贈答式が行われました。
遡ること、2016年。
珠洲市には3つの課題がありました。
・人口減少により、耕作放棄地が広がり獣害被害が増えてきた(また、景観も悪い)
・地域の子供達が珠洲市の良さを説明できない(失礼ながら担任の先生でさえも)
・地元のお酒が認知されていない
宗玄酒造としての挑戦も3つあり
・20代〜40代のターゲット化(飲むキッカケを作りたい)
・隧道蔵トンネル活用の多様化
・地域企業、農家、役所との3者連携
これを解決するのに至ったのが、
「日本酒タイムカプセル」でした。
珠洲市立緑丘中学校の3年生と酒米を育て、耕作放棄地を復田し資源が循環できる仕組みを作ることでした。
元々1人の農家さんだけが協力するはずでしたが、
集落の皆さんが参加することになり目指していた3者連携を達成。
お米の品種は「石川門」。県内でしか栽培できない限定品種です。
地産地消にこだわりました。
秋になるとホタルも沢山。
水が綺麗な証拠です。
できたお米を日本酒にし
5年後の成人式で乾杯するためにタイムカプセルとして隧道蔵へ貯蔵。
そして、5年後の2022年。
いよいよ彼らも成人し、タイムカプセルの日本酒で乾杯できるようになりました。
乾杯!
成人おめでとうございます。
農家の田畑様、吉ケ池集落の皆様、緑丘中学校の教員皆様、珠洲市役所様、教育委員会の皆様、ご協力ありがとうございました。